ラミマルブログ

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生活を助ける自助具シリーズ 第二弾「つえ」

こんにちは、ラミマルです。

 

今日は、生活を助ける自助具シリーズ第2弾をお送りします。

 

シリーズ第2弾で登場するのは「つえ」です。

 

杖は足腰が弱っていたら、あると助かるアイテムになります。

今日はそんな杖について書いていこうと思います。

 

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もくじ

 

杖の種類について

杖と言ってもいろいろ種類があります。

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介護「よくわかる 介護Q&A」 | ソニー生命保険株式会社

右の2本は足元が複数の点で設置するようになっており、これらは歩行が不安定な人が利用します。またこちらは介護保険でレンタルすることが可能なので、購入することはないと思います。

また一般的に利用されているのは、T字杖で、上の図でいうと一番左の杖になります。オフセット形状は、主に4点杖や多点杖のグリップに使われます。

T字杖は、杖を握るときに人差し指と中指の間に杖の支柱部分を挟んで握ります。そして今回紹介する杖は、一般的に出回っていることが多いT字杖です。

 

T字杖とは

 

 

この杖はよく病院でも使われるものですね。杖はどちらの手でも持てます。カラーも複数あり、シックな物から明るめの色のものがあります。ツートンカラーでおしゃれな杖となっています。

また第二弾でどうして杖を選んだかというと、やはり注文の多さからですね。病院では自立になるまで、誰かの介助の元で歩行し転倒に備えます。しかし在宅では常に介助者がいる状況ではありません。そのときに何もなく歩くというのは、歩きこんでないと難しいものです。そのようなときに杖が一本あると歩くことをサポートしてくれます。

 

 ・使用方法

手に持ち歩きます。高さの調整は、

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https://item.rakuten.co.jp/tue-stick/c/0000000133/

身体の側面に手を這わせて降ろしていくと、体の前面に腰骨の出っ張った部分(上前腸骨棘)があります。そこより外側と少し下に降ろした部分に大腿骨の出っ張り(大転子)があります。

大転子の高さを、杖の柄の高さに合わせるとちょうどよくなります。上で紹介した杖は、68㎝から96㎝まで高さ調整が出来ますので、特別小柄や大柄でなければ対応できます。気になる方はメジャーなどを使い是非測ってみてください。

 

 ・使用感

グリップがやや太めのソフト形状になっており、握りやすいのが特徴です。また下のゴムの接地面も広く、支持をしやすいつくりになっており、病院でもよく使われています。

 

 ・使用しての効果

やはり安定した杖だと歩行も安定するので、歩行量は増えます。またカラーが鮮やかなので患者さんからも気に入ったという声をよく聞きます。

 

 ・値段

紹介しているヒューゴステッキは4000円前後です。他の介護用品のカタログに載っているものは、4000~6000円前後なので比較的安い製品と言えます。安い割には安定していますし、使いやすい杖と言えます。

柄や素材にこだわりたいのであれば、6000円以上のものもあります。カーボンの杖だと15000円を超えるものもあります。

 

 ・お勧めしたい人

・なにも持たずに歩くのは不安な人

・多点杖では楽に歩けるようになってきたので、次のレベルにステップアップしたい人

・以前の杖が古くなって買い替えたい人

 

 ・注意点

杖のゴムは消耗品になります。そのためゴムがちびると変えゴムが必要になります。また歩行が上手になってくると、出先で杖を忘れたりすることがあるので、皆さん注意してください。濡れたところでは、杖も滑るので転倒に注意してください。

 

 

最後に

杖で歩行が安定すれば、運動量は増えることでしょう。もし何も持たない歩行が不安になれば、「転ばぬ先のつえ」の考えで、準備をしておくことで不測の事態に対応できるかもしれません。ぜひ一本検討してみてください。