ラミマルブログ

リハビリの仕事を通して学んできた経験をもとに、病気やリハビリ、健康や日々のことなどを発信中

病気後の患者さんの気持ち

こんにちは、ラミマルです。

 

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脳卒中になったときの気持ちは、どんな気持ちなんでしょうか?

回復期病院に転院してきた患者さんは、リハビリに希望を抱き、一生懸命頑張ろうという気持ちで溢れています。

 

1か月、2か月と時間が経過すると回復の進捗状況が少しずつ見え、3か月、4か月目には在宅に帰る準備として現状を伝えていく時期も来ます。

 

現状を知ることで、自身の理想とのギャップに気分が落ちることもあるでしょう。

治らない現状に涙がでることもあるでしょう。

 

でも皆さん、リハビリを行うときにはそのような姿は見せません。もちろん弱音や愚痴がでてしまう人もいます。でも皆さん一生懸命頑張られています。体を動かしたり、周りに人がいる状況なので不満を言う環境ではないかも知れませんが、前向きに頑張られている方が多いです。

 

ではその理想と現実の差のギャップが埋まらないと感じたときに患者さんはどこでその気持ちを吐き出しているんでしょう。病棟さん?家族さん?患者さん通しで話したり?自分ひとりで抱え込む?

 

気持ちが落ち込んでしまった人に対して、今まで自分の進め方としては、まずは寄り添います。話下手ではありますが、聞くことはできます。話を聞いて一緒に共感します。時間の経過と気持ち次第で患者さんやセラピストが思い描いている未来に現状のままでは届きそうになければ、叱咤激励でお尻をたたきます。

一旦はぶつかりますがその後は前向きな気持ちになれる方がいます。それがいいか悪いかは別として、どう関わっていくことが正解なのでしょうか?

 

もちろん人によって関わり方は変わります。症状によっては自分の現状をどう思うかも違うでしょうし、性格によっては病気が気にならない人もいますよね。

 

リハビリを継続的に頑張っていく中で、病状のことや予後のことはどのタイミングで知りたいものなんでしょうか。セラピストとして患者さんにどう寄り添っていくことが正解なんでしょうか。

 

今日はなんとも言えない気持ちを書いてみました。