介護、福祉記事のまとめ
こんにちは、ラミマルです。
今日は介護の記事と福祉関係の記事をまとめていきます。
まずは介護の記事からです。
介護関係の記事
スタンダード車いすとティルトリクライニング車いすについて書いています。
在宅で車いすを利用する際はスペースが必要になりますので、確認をお願いします。
車いすに座ることをのポイントを記載しています。また車いすのクッションについても書いていますので、よければ一読してみてください。
車いすもスタンダード車いすだけでなく、特殊車いすもあります。(ティルトリクライニング車いす)特殊車いすの種類や、背張り調整について書いています。
介助を行う際など、肌が弱い人などは傷をつくってしまうこともあります。スキンテアがどうして起こるのか、どう対処していくかなど書いています。
移乗時の注意点、起居動作時の注意点などを記載しています。介助の基礎を知り安心、安全に介助を行えたらいいですね。
高齢者の口腔ケアは大事です。いつまでも元気に食べることや、口周りを清潔に保つことは誤嚥性肺炎の予防にもなります。
福祉関係の記事
介護保険はどういう人が受けられるサービスなのか?申請するにはどのような流れかをまとめています。気になる人は覗いてみてください。
要介護認定には区分があり、区分の違いで受けられるサービスの金額に違いがでてきたりします。
介護保険で受けられる居宅サービスにはいろいろ種類があります。なかなかすべてを把握することは難しいため、一度目を通して整理してみてください。
身体障害者手帳を利用するといろいろな特典を受けることができます。生活する上で利用することで行動範囲が広がるかもしれません。
最後に
今日は、介護の記事や福祉関係の記事をまとめてみました。サービスを受けるにはそのサービスを知っておくことや申請することが必要になってきます。周りも積極的に教えてくれるわけではないので、自分から情報を集めていきましょう。
ポジショニングを行うには 見逃さないリハ的ポイント!?②
こんにちは、ラミマルです。
昨日はポジショニングについて書かせてもらいました。
ポジショニングを行う上でどのように評価していくか、どこに枕をセッティングしていくかをお伝えしていきました。
今日もその続きを書いていこうと思います。
あわせて読んでもらうと分かりやすいかと思います。
でははじまり~。
もくじ
側臥位のポイント
昨日は仰臥位のポイントを書きましたが、今日は側臥位のポイントです。側臥位は横向きとなるためベッドと体が接地する支持面が狭まり不安定となります。また片麻痺があれば麻痺していている側が後方に残りやすく体を仰向けに戻そうとする力が働きます。
そのため胸郭帯と骨盤帯を同時に支えないと安定しません。病院などではナーセントパットを背中から骨盤に2個差し込んだり、股の間に一つ枕を挟んだりし安定させたりします。
体が安定しない場合は、肩から股の下まで覆えるようなロールクッションを利用すればズレなく姿勢を保持できます。
麻痺側上肢の管理
仰臥位や側臥位になった際、弛緩性の麻痺になった上肢は重力に引かれ、寝返りの際に肩を捻じったり重みで引っ張られたりします。上肢が継続的に引かれると靭帯等が引き伸ばされ、循環障害や亜脱臼に繋がり炎症が出現します。そうなると肩の痛みなどが出現してしまいます。
背中方向や麻痺側に長時間引かれるのを防ぐためには、タオルやナーセントパット、枕などを上手に利用します。肩の付け根部分から支え、前腕も安定した支持面でサポートしましょう。
拘縮が強い方のポジショニング
拘縮が強い場合リハビリなどは、各関節の動きを広げ支持面に馴染ませたりします。
またその方がどのような状況で緊張が入るのかを見極めることも大事になります。もちろん脳卒中などの既往からくるものがスタートだと思いますが、不安定な姿勢や痛み、介助時などの外乱刺激なども緊張を高める原因となっていることがあります。
リハビリでもベッド上で体を緩めても、移乗時などにほんの少しの外乱刺激で緊張が上がることはあります。時間がないからと勢いよく寝返りや起き上がりを誘導することはないでしょうか?姿勢が上手に取れない方にとっては、その刺激が不安感に繋がり緊張を高める原因となります。そのような場合は、時間をかけてゆっくり体位変換を行ってあげてください。安定した支持面を提供することで、少し緩んでくればその範囲を広げることに努めてください。
まとめ
今までいろいろなことを挙げてきましたが、
・まず体が接地している部分、体がどちらに向いているかなどを確認しましょう
・クッションを利用する際は、広い面で受けて体に馴染ませましょう
・体全体や表情を見て、安楽な姿勢で過ごせているか確認しましょう
・随時姿勢や体の状況は変化します、定期的に寝ている姿を観察しましょう
最後に
もちろん初めから完璧にこなすことは不可能です。リハビリのスタッフや訪問のスタッフにアドバイスを貰いながら、安楽な姿勢を探すことで自然に身についてくる部分もあると思います。ベッドで過ごすなら安楽に過ごしてほしいという気持ちはどの方にもあるでしょう。この2日間でお届けした内容が皆さんのお役に少しでも立てれば幸いです。
ポジショニングを行うには 見逃さないリハ的ポイント!?
こんにちは、ラミマルです。
梅雨に入りまして雨ばっかりですね。肌寒かったり、蒸し暑かったり外気温との調整が難しい時期ですが、風邪などを引いていないでしょうか?
ラミマルも熟睡が出来ず最近よく目が覚めます。皆さん快眠できていますか?
快眠には寝心地が重要になります。今日はそんな寝心地に繋がる「ポジショニング」について書いていきます。
今までもポジショニングについてクッション紹介やベッドのマットレスの記事で何度か触れてきました。
気になれば読んでみてください。
でははじまり~はじまり~。
もくじ
ポジショニングとは
皆さんは「ポジショニング」とは聞いたことがあるでしょうか?医療関係者や介護関係で働いている方であれば聞いたことある言葉だと思います。ポジショニングとは寝ている姿勢や座っている姿勢などをクッションなどを利用し、安楽で崩れない姿勢、活動に繋がる姿勢という意味合いで使ってることが多いです。
例えば、円背や膝に拘縮(曲がったままで膝が伸びない)ある方がいるとします。
この方にベッドに寝てもらうと膝にすき間があいたり、腰の骨が突出した部分が当たったり頭が浮き上がった状態になります。この状態で朝から夜まで寝ている状態が続くと体はどうなってしまうでしょうか?見るからに辛いし安楽ではないと思います。
さて先ほどの姿勢に膝下と頭元に枕をいれてみました。そうするとどうでしょう。支ええる面積が増えて馴染みやすくなります。このよう安楽な姿勢を提供していくことがポジショニングのスタートです。
どう寝ているかを観察しよう
では実際になにから始めるの?と声が挙がると思います。
まず初めにすることは、寝ている姿勢を観察しましょう。
頭元、足元側、体の側面から見ています。
この写真から観察のポイントを挙げていきます。
・頭はどうなっているか?(軽く曲がっていて、右側を向いている)
・胸郭はどうなっているか?(右側に捻じれて、右背面で体重を受けている、円背)
・骨盤はどうなっているか?(頭、胸郭と同様に捻じれ、右背面で体重を支える)
・両手はどうなっているか?(ピンと伸びて浮き上がっている)
・両足はどうなっているか?(膝が曲がり、右側に捻じれている)
・どこで体重を受けているか?(右背面、右のかかと部)
・どこにすき間があるか? (膝下、肩下)
少しポイントが多くなりましたが、どこに体重がかかっているかは、なんとなくわかると思います。見るだけでは分かりにくければ、背中や腰の下に手を入れてみましょう。そうするとどこで体を支えているかが確認できます。その部分が体の圧が強いところとなります。
そしてその体重がかかっている部分が変化せず、長い時間になるほど褥瘡のリスクが高まります。その予防の関わってくるのがマットレスです。マットレスが体を支える大元になりますので、褥瘡のリスクがある人はぜひ気にかけてみてください。
ベッドのマットレスに関しては前々回の記事にありますので、気になりましたら一読ください。
マットレスの選定
前回の記事でも書いてはいますが、マットレスを選定する上で「褥瘡の予防」と「動きをサポートする」この2点は外せません。
エアマットでは体圧を分散することに特化していますが、沈み込み強く体を動かすという点では、不向きになります。
静止型のマットレスでは動きやすさはありますが、体圧分散としてはエアマットには劣ります。
どこに重きを置くのがいいのかを、リハビリスタッフや看護師をと相談しながらマットレスの選定を進めてみてください。
クッションを利用しよう
さきほどのボーちゃん(棒人形君)の姿勢でも大きくすき間がありました。すき間がある状態だと不安定になりますし、その姿勢を保とうと体に力が入ります。そうなると体に力が入り筋肉の緊張も高まります。筋肉が緊張した状態が続くとと拘縮(関節が固まり、伸びたり曲がったりしにくくなる)も起こりやすくなります。
それを予防するために、すき間に上手にクッションを敷き姿勢を安定させることで、筋肉の緊張を緩和したり、姿勢の安定に繋げることが出来ます。体が安定することで動きやすい状態を作ることにもなります。
クッションを利用する場合は、素材や形も様々でこれらの要素でやや用途が変わってきます。使用していれば、汗やよだれなどで汚れることもありますし、失禁等で濡れて洗濯が必要になることもあります。そのため洗えるものや乾きやすいものなどかも大事なポイントの一つになります。
仰臥位のポイント
仰臥位のポジショニングでは頭や胸郭、肩周囲が覆われていることが大事で、円背が強い場合などは枕やバスタオルなどを上手に使い支えてあげることが大事になります。体を支えるクッションにはさまざまな形のものがありますので、一部紹介させてもらいます。
肩の痛みの記事でも紹介した通称ウサ子ちゃんクッションです。単体で使うのもよし、土台となるクッションの上から使うことも可能で、頭や胸郭、肩回りをサポートしてくれます。円背が強いと頸部から胸郭、肩当たりにすき間が大きく空く場合があるので、それらを埋めるには最適なクッションと言えます。
円背の背中を広い面でサポートし、体を包み込みます。頭の角度によって枕やバスタオルを使用して調整してください。大きいので寝ている人の下に敷き込むのはやや大変です。
側臥位を支えるために利用したり、両方向から差し込み仙骨部にかかる圧の除圧に使ったりします。
どうしても介護用品のクッションは高価なものが多いので、家庭にあるものを使うこともあると思います。その際は、形や大きさ、素材などを気にしながらすき間を埋めてみてください。体にフィットすることで姿勢が安定し動き出しやすさに繋がってくると思います。
最後に
今回はポジショニングを行う上でどこに気を付けていくべきかをお伝えしてきました。
安楽で安定した姿勢を整えることができれば、動きを広げるきっかけになります。参考になることがあれば幸いです。
ドコモからYモバイルへ 乗り換えへの長い道のり
こんにちは、ラミマルです。
先日やっとこさ携帯の乗り換えが完了しました。
思い立ってから、約2ヶ月間程。画面の割れている状況から勝手にタッチパネルを押されるという誤作動に耐えながら使って参りました。長かった(笑)
今日は医療関係ではなく携帯料金がどう変わったのか、乗り換えにあたりどんな特典があったのかをお伝えしていきます。
では、はじまり~はじまり~。
もくじ
どこで乗り換えを行う?
携帯を乗り換えるにあたり、どこで乗り換えるのがいいのでしょうか?
乗り換えが行えるのは、各ショップ、電気屋などの量販店、ネットの3種類くらいでしょうか。
それぞれメリット、デメリットがあると思います。
各ショップでは、対面で対応がしてもらますが、混雑しているときなどは待ち時間が発生すること、また対応にも時間を要します。
量販店では、カバーや付属品などアクセサリーが充実しており、現物を見ながら選べたりするのは魅力です。また特典の幅広さがあります。こちらも混雑時間などは待ち時間や、対応に時間を要します。
ネットでのいい点は待ち時間がないことですね。自身で申込みや乗り換えを行う手間はありますが、それらが行えるのであれば一番手早くできるかも知れません。またネットでの割引も利用できます。
この中で、ラミマルは量販店での乗り換えを行いました。
金額はどれだけ変わった?
先月までの、ドコモの金額は5800円程度でした。今回乗り換えたYmobileは、ネットと一緒に乗り換えることで、980円となりました。
もともとギガ数は3ギガ程度で収まっていたので、一番安いプランです。
ネットの乗り換えも、ドコモ光からソフトバンク光に乗り換えました。料金自体は大きく変わりませんが、後ほどお話する特典があるので、こちらも切り替えました。
量販店での特典は?
ラミマルはiPhoneにはこだわりはなく、Androidで十分だったので、乗り換えの特典で機種料金は980円でした。980円なので一括で払ってしまいました。iPhoneではここまで安くはならないですが、それでも以前にdocomoで使っていた携帯より性能は良いようです。
ちなみに機種はAQUOS SENSE4 basicです。ドコモからの2年縛りの違約金が一万円ほどかかりましたが、それでも乗り換えるほうがお得でした。
今回はネット環境の乗り換え特典に特に惹かれましたね。ドコモ光からソフトバンク光の乗り換えは工事などは不要で、ドコモ光を解約する際に違約金はかかりますが、ソフトバンク光が全額キャッシュバックをしてくれるそうです。またそれに加え家電量販店ならではの電化製品3万3千円引きです。
いきなり3万円弱で選んでくださいと言われると困惑しますが、嬉しい悩みでした。除湿器やタブレット、ゲームなどいろいろ悩みましたが、結局ホームベーカリーに落ち着きました。
今回担当してくれた人曰く、乗り換えの際に他店に移り特典を受けるのが、一番得なのではと話してくれました。他店に乗り換えるたびに、いろいろ契約変更を行うのは手間ではありますが、そこをクリアすれば機種代も安く買えますし、ネット環境の乗り換えで大きな特典も受けられます。
こういうキャンペーンですね。
乗り換えの道は遠かった・・・
携帯の乗り換えには「MNP予約番号」、ネットの乗り換えには「事業者変更承諾番号」といものが必要になってきます。しかしこれを発行するのに時間を要し、スムースにいきませんでしたね。ドコモがメンテナスを行っており番号が出せないと言われ、ドキドキしましたが、試行錯誤しながら乗り換えは終了して、今は快適に携帯を利用させてもらっています。
まとめ
・ショップや量販店、ネットなど乗り換えが出来るところは複数ある
・メリット、デメリットはそれぞれあり、自分の都合のいいところで乗り換えしよう
・特典は場所によってさまざまある
最後に
携帯を長期間使っており、不便さを感じている方はこれを機に乗り換えを考えてみてはどうでしょうか?いろいろ調べてみて自分にあったところで乗り換えをしてみてください。特典は場所や時期によっていろいろありますので、損をしないようにしましょう。
コロナワクチン2回目 副反応にやられた!?
こんにちは、ラミマルです。
高齢者のワクチン接種もはじまり、モデルナ社やアストラゼネカ社のワクチンも正式承認がされたみたいです。ワクチン接種も少しずつ進んでいますね。
ラミマルも2回目の接種が終わったので、その後を書いていこうと思います。
1回目のワクチン接種のことも書いてありますので、あわせて読んでもらうと経過が分かると思います。
今回のワクチンの経過はどうだったんでしょう?でははじまり~。
もくじ
副反応は2回目のほうが出やすい!?
ワクチンは人工的に体内に免疫反応を起こし、実際に感染が起こりそうになったときに備えます。そのため注射をした部分が、脹れる、痛くなる、熱が出るなどの免疫反応に伴った症状が起きます。なかにはワクチンに含まれる成分に対して、強いアレルギー反応が出る人もいます。
今回の新型コロナワクチンは、今までのワクチンの比べこの免疫反応が多く出る傾向があるかもしれないと言われているようです。
なぜ2回目のほうが、1回目により強い副反応がでるの?
1回目のワクチン接種で、体内には新型コロナウイルスの抗体が出来てきています。そこに2回目の接種にて、新型コロナウイルスのたんぱく質が入ってくると、1回目の時より強い免疫反応が起こるため、副反応も強く出るということです。
ワクチン接種の差別がある?
最近テレビにもよく取り上げられていますが、コロナワクチンのデータ等が十分でないため、医療従事者でも接種を見送る方がいると報道がありました。しかしその方たちに打ってないからと退職や異動を迫ったりする報道を目にしました。
打ってもらったほうが運営側からすると安心ですが、職場や周囲の方から接種を強制したり、強引に勧めたりすることはあってはいけないと思います。
2回目の副反応は?
ワクチン接種に関しては1回目と同じ流れだったので、特別に緊張等はありませんでしたね。注射自体も30秒ほどで終わりました。注射を打ってくれる人の技量にもよるのかもしれませんが、1回目より2回目のほうが痛かった印象です。
15分ほど待機して、強いアレルギー反応も起こりませんでした。1回目ほどボォーとする感じもなく、その日は過ごせました。
次の日は腫れ等はありませんでしたが、打った部分の痛みが強くでました。腕の痛みは一回目と同じだったのであまり気になりませんでした。
しかしそれだけではなかったのです(笑)昼頃からやや寒気があり、熱が37.5度まで上がりました。体のだるさが強く、その日はゆっくり過ごしました。
3日目には大分調子は戻っていましたね。
周りの人にも聞きましたが、やはり1回目より発熱する方が多く、職場を休む人もちらほらいました。38度~39度くらいまで上がった人や、悪寒や倦怠感が強く、今回のは堪えたという声も聞かれました。
2回目の副反応に備えて
事前情報から2回目の副反応が強いのは分かっていましたので、うちでも飲料水や食べやすいもの、また痛みや発熱のために市販のロキソニン、バファリンなどの痛み止めを準備していました。あと滋養強壮に栄養ドリンクも!!準備万端でしょ(笑)
結局あまりお世話になることはありませんでしたが、そのような症状が出たら無理をせず、体をゆっくり休めるようにしてください。理解のある職場であれば、接種の次の日は連休で勤務を組むところもあるようです。
そのような職場で働けるのなら、副反応がでても多少安心できますね。
最後に
コロナワクチンの2回目の副反応について書きましたが、今回ラミマルが受けたのはファイザー社のものになります。今回承認されたモデルナやアストラゼネカ社のものでは、また症状が変わってくる可能性もあります。実体験でお伝えできるのは、ここまでですが、また何かあれば発信していこうと思います。
生活を助ける福祉用具シリーズ 第5弾「マットレス」
こんにちは、ラミマルです。
昨日はベッドの3モーターの機能について書きました。
ベッドは上手に使うことで、大変便利なものです。併せて読んでもらうと分かりやすいかと思います。
さて、ベッドを導入しただけでは、固いフレームしかありませんので、その上に寝るわけにはいけません。なのでマットレスが必要になってきます。マットレスにもいろいろ種類がありますが、今日はどのようにマットレスを選ぶのがいいのかお伝えしていきます。
では、はじまり~はじまり~。
もくじ
マットレスの役割
ベッドにはマットレスが必要になってきますが、体の元気な方も固めのマットレスが好きな人や、逆にやわらかいマットレスが寝やすいという人もいますよね。では要介護状態の方や姿勢を自分で変えることが出来ない人、褥瘡の危険性がある人はどのように選ぶのがいいのでしょうか?
マットレスもいくつか種類があり、その特徴もマットレスによって違います。在宅でマットレスを選定する際に、褥瘡予防は必要ですし、動きやすさや安定した姿勢を保てる、寝心地などいろいろ考えて選ぶ必要があります。
マットレスの分類
病院や施設で使われるマットレスはいろいろありますが、まず分かれるのが体圧分散が出来るマットレスかそれ以外のマットレスかです。
その体圧分散が行えるマットレスも二つほどに分かれ、静止型と圧切換型のマットレスに分かれます。
圧切替型マットレスとは、エアマットレスと言われるもので、自身で寝返りや起き上がりが行えない人に対して利用します。ポンプから出てくる空気によってマットレスの固さや体重を受ける面を変化させ、体圧を分散させるマットレスになります。褥瘡などが心配される方などには、優先して使われるものです。
体圧分散とは
マットレスに横になると、骨が突出している所などに圧が強くかかります。そのような部位に持続的に圧がかかりると褥瘡となります。そうならないように体にかかる圧をできるだけ広い面積で受けることで、圧を分散させることを言います。
圧を分散させるには、1、沈み込むことで触れている部分の面積を広げ、周囲に圧を分散するものがあります。2、包みこむことでより、接触する面を広げより体圧分散をより有効にします。3、接触してい面を時間と共に変化させます。
これら3つの機能を上手に使い体圧を分散させています。
マットレスを選定するには
マットレスを選ぶ際に一番に気にしないといけないことは、褥瘡があるか、また発生する危険性があるかということです。褥瘡のリスクがある方は体圧分散の性能が高いものを検討する必要があります。褥瘡の次に考えるポイントとしては、動きやすさなどに焦点を当て、少しでも離床や自身で動けるようにマットレスを選定する必要があります。
マットレスの種類
先ほど分類の項目で挙げたように、静止型のマットレス、圧切換型のマットレスに分かれます。
静止型マットレス
静止型マットレスは、エアマットレス等に比べて高い体圧分散性能はありませんが、早期からの離床や寝たきりを防ぐために、座りやすさや立ち上がり易さなどの動きやすいマットレスを選ぶことも大事になります。ゲル型のマットレスは変形機能に優れており、ねじれやズレに対して効果を発揮します。
エアマットレス
エアマットレスは接触している面を時間と共に変化させることが主で、ポンプから空気が出たり入ったりすることで、体に触れる部分を変化させます。体圧分散機能には優れていますが、マットレス自体がブヨブヨしているので、動きにくいですし、座っても安定しません。
エアマットレスを導入した後も、体の機能が改善してくると、離床や日常生活獲得を目的に静止型マットレスに変更していくことを検討していく必要があります。リハビリのスタッフなどと検討しながら切り替えのタイミングを探っていくことも考えてみてください。
また電気で動くものなので、電源の入れ忘れや空気が十分入ってない、ポンプの故障、パンクなどの不具合も起こってきます。そうなるとマットレス自体がへこみ底好きする可能性があるので、定期的な点検が必要になります。
クッションの併用
円背や膝の拘縮などがあれば、体圧分散が出来るマットレスだけでは限界があります。そのためにマットレスにクッションを併用することが有効です。クッションにもいろいろ種類がありますので、福祉用具でクッションの特集もいずれは行いたいと思います。
少しであればこちらの記事にクッションのことも書いてありますので、良かったら読んでみてください。
最後に
2日に渡って、ベッドとマットレスについて書いてきました。ベッドとマットレスが上手く合わさって初めていい機能を発揮しますので、導入の際には、リハビリの方や福祉用具関係の人と話し合って決めてください。一日の長い時間は寝ることで過ごします。快適な睡眠はベッドとマットレスで決まるといっても過言ではないので、自分にあったものに出会えることを祈っています。
生活を助ける福祉用具シリーズ 第4弾「ベッド&マットレス」
こんにちは、ラミマルです。
今日は生活を助ける福祉用具、自助具シリーズ累計で第4弾をお送りします。
自助具という括りから福祉用具も含めていきますね。
今回はベッド&マットレスです。
皆さんの寝ている所は布団でしょうか?ベッドでしょうか?
布団で寝る人も多いですが、脳卒中などで手足の不自由さがあると、床からの起居動作や立ち座りは困難になります。また病気の前にベッドを利用していても、背上げや昇降機能がなければ、利用しにくい場合もあります。
そのためベッドやマットレスを検討する必要が出てくることもあります。
今日はそんなとき、どこに気を付けるかを書いていきたいと思います。
では、はじまり~。
もくじ
介護用ベッド
さきほどもお伝えしましたが、布団で寝ていても在宅に戻るにあたって介護用ベッドを導入することはよくあります。
ベッドで利用する際に、ベッドは1モーター、2モーター、3モーターに分けられます。
1モーターは背上げか昇降のみのタイプとなります。
2モーターは 背上げ+昇降が行えるタイプとなります。
3モーターは背上げ+昇降+脚上げのできるタイプとなります。
背上げ機能
背上げの機能は起き上がりが困難な方が利用するもので、ゆっくりと安全に起き上がることが出来ます。起き上がる筋力がない方や、起き上がり時に腰や首などに痛みがある方、血圧の変動がある方など利用することをお勧めします。
ゆっくり起き上がるため、痛みや血圧の変動を抑えた中で起き上りが可能です。
またベッドで食事をすることもあると思いますが、その際は背上げをぜひ利用してください。出来るだけ体を起こして食事をすることで、肺などの気管への逆流を防ぐことが出来ます。
背上げを行う際には注意点もあります。背上げを行うと、機械によって上がっていくので背部に摩擦やズレが生じます。そのため仙骨部や踵にせん断力がかかり、皮膚が弱ければ褥瘡が発生します。
また体幹機能のが弱い方だと体を起こされても保持する力がなければ、横に向いて倒れてしまうこともあります。そのためナーセントパットなどを敷き、体が倒れないように姿勢を整えることが必要となります。
またポジショニングはここに少し記載していますので、あわせて読んでもらうと分かりやすいかと思います。
脚上げ機能
脚上げ機能も上手に利用することで便利なものです。足の高さを少し上げることで下肢のむくみの改善に繋がります。また背上げをする場合に、足を上げておくとズレることを抑制できます。
心臓に病気がある方は、足が心臓より高くなると心臓から送りだすポンプの機能が求められ負担がかかることがありますので、足の上げ過ぎには注意が必要です。
昇降機能
昇降機能は移乗や立ち上がりをするときに便利な機能です。リハビリの時にもよく利用するのですが、立ち上がりに介助量が多い方などは、ベッドの高さを高くすることで、重心を高い位置に持っていけるため立ち上がりが行いやすくなります。
また車いすなどに移乗する際は、車いすより高い位置にベッド高くしておくと、重力に逆らわずに移乗でき安全かつ楽に行えます。また逆に車いすからベッドに行く際は、ベッドの高さを車いすより低くしておくと、同じように楽に移乗が出来ます。こうすることで、介助者の介護の負担も減らすことが出来ます。
気を付けることは、高い状態のままにしておくとベッドの淵に座った際など足がつかずに転倒してしまう場合があります。高いところから落ちると、それだけ衝撃も大きくなりますので注意が必要です。
サイドレールの周りの事故に注意
サイドレールの間や、ボードの間に挟まる事故は毎年多く発生しています。そのため少しでもすき間を埋めることで、このような事故を防ぐことが出来ますので、利用される際は注意をしてください。
まとめ
・起き上がりの筋力がない場合や、血圧の変動がある場合は背上げ機能を上手に使いましょう
・脚上げ機能は、足のむくみの予防に繋がります。
・昇降機能は、立ち上がりや移乗時の介助量軽減に繋がります
最後に
布団での寝起きに比べると、ベッドは大変便利なものです。体を起こすことや、立ち上がり、移乗の際などはモーター付きベッドを上手に利用してください。脳卒中後に在宅でのベッドを考えるときに参考にしてもらえると幸いです。明日はマットレスについて発信できたらと思います。