手のリハビリ 拘縮の手を伸ばそう
こんにちは、ラミマルです。
今日は父の日ですね。世の中のお父さんいい日になりますように。
さて今日は手のリハビリについて書いていこうと思います。
手のリハビリと一括りに言っても何に対して治療を行うかによって方法はさまざまです。
手は麻痺になると固くなって拘縮(動かなくなり固まる)を起こしやすい代表格です。
なので、定期的に自分でマッサージやほぐしてあげて、手を広げてあげる必要があります。ほっておくと手はすぐ固くなるので注意が必要です。
今日は手が固くなっている状態を自分で広げていく運動を紹介しようと思います。
でははじまり~。
もくじ
はじめに
さて、皆さんの手はどうなっていますか?じゃんけんのグーの形に握られて固くなっていませんか?そのような状態になっているといろいろ弊害が起こります。
まず手が固くなり、動かそうと思っても指が開かなくなります。
一度固まってしまうと、再び伸ばそうとすると手の筋肉や筋が、関節が固くなっているためすごく痛みが伴います。
また手がずっと握られている状況になると、そこに垢や汗が溜まりかなり不衛生な状況なります。匂いや垢がすでに気になる方は要注意です。手が水虫になったりすることもあるので気をつけましょう。
手の中に指を入れよう
固く握り込んだ手は、いきなり開こうとしても開きません。なので時間をかけて開いていく必要があります。無理に伸ばそうとすると痛める可能性があるので注意してください。
まず握り込んでいる手の小指側から、反対の手の親指を入れていきます。写真で写っている右手が麻痺側、左手が動くほうの手となります。
手の中で握らせたり、少しずつ動かそう
指が奥まで入るとそこで親指を前後座右に動かして、手のひらや指の付け根をもみほぐしましょう。そこで手の平や指まわりの筋肉が緩んでくるのを感じてください。
この時点で痛みがある方は、いろいろな方向に動かさなくても大丈夫です。軽く握らせておいてじっとしておくだけでも麻痺の手の皮膚等は緩んできます。
急に開こうとせず、時間をかけて伸ばしていくことが大事になりますので、けっして無理はしないでくださいね。
少しずつ指を伸ばそう
握り込ませた手でマッサージをしてあげると、麻痺の手が少しずつ緩んできたのを感じられたでしょうか?指のほうは少しずつ伸びそうですか?
柔らかくなり開きそうであれば、すこしずつ指を伸ばす方向へ動かしましょう。この時点で痛みがあるようでしたら、時間をかけて手をほぐしたりしましょう。筋肉は急に伸ばされると、伸びすぎ注意と判断し曲がる方向に作用する働きがありますので、ゆっくりと伸ばすことが大事になります。
4本の指は手の甲側に回して、じわっと伸ばしていきますよ。痛みはないですか?
全体的に伸びてきたら、手を持ち替えて伸ばす
じわっと伸びてきましたかね?今度は手を持ち替えて、親指が手の甲に回り4本の指で指を支えてあげてください。このとき指の根元まで十分に支えて上げることが大事になります。
親指で後ろの節を少し伸ばして上げながら、指をさらに開いていきます。ここまで伸ばせると大分開いてきています。痛みが伴う場合は無理をせず、その位置で少し時間をおいて周辺をほぐしたり、少し前の段階に戻ったりしてみてください。
決して無理のない範囲で頑張りましょう。
まとめ
・親指から麻痺の手に差し込む
・少しずつ動かし緩んできたり、伸びてくるのを待つ
・痛みのない範囲で、さらに伸ばしていく
・決して無理をしない、強い痛みがあれば前の段階に立ち戻る
最後に
さて今日は固くなった手の伸ばし方ということでお伝えしてきました。麻痺になるといろいろな場所が固くなったりします。その辺りの解決方法をシリーズ化してお伝え出来ればと思っています。またここはどうしたらいいということがあれば、記事にしていきますので、コメント等で書き込みください。
少し動くのであれば、ボールなどをにぎにぎすることも効果的です。是非利用してみてください。