回復期病院のキーマンは社会福祉士!?
こんにちは、ラミマルです。
今日は回復期病院で働く職種の紹介をしたいと思います。
医者や看護師などの仕事は想像しやすいですが、それ以外の職種って何の仕事をしているのかはあまり知りませんよね。
今までも管理栄養士さんや社会福祉士さんなどは登場したことはありますが、軽く触れる程度でしたので改めて伝えていこうと思います。
では、はじまりはじまり~
もくじ
- 医者
- 看護師
- 介護福祉士
- 理学療法士(physical therapist)
- 作業療法士(occupational therapist)
- 言語聴覚士(Speech-Language-Hearing Therapist)
- 社会福祉士(ソーシャルワーカー)
医者
ここに関しては、あまり説明の必要はないかと思います。主に現場からの情報を集約し患者さんの状態を把握、そこから処置や処方の指示を出して皆を動かす司令塔的な役割ですね。
看護師
こちらも皆さんよく知っていると思います。いわゆる白衣の天使という人たちです。昔のようにキャップを被っている姿は見なくなり、制服も動きやすいパンツスタイルが主流になっています。脱線しました(笑)検温や血圧の管理、医者の指示のもとに注射や点滴したり医療行為や病棟生活全般を担います。
介護福祉士
看護師と比較すると医療行為は行えません。主に食事や入浴、トイレなど病棟生活の全般を担います。また身体介護と患者さんや家族に寄り添い精神的フォローを行います。
理学療法士(physical therapist)
上記の頭文字をとってPTと言われます。この後紹介するOTと比較すると、ラミマルたちは主に下半身をリハビリする仕事ですと説明することが多いです。また体の基礎を作るために、立ち上がりや歩行を中心に行います。体の土台をつくる専門職といえますね。
作業療法士(occupational therapist)
上記の頭文字をとってOTと言われます。PTと比較すると上半身をリハビリする仕事と説明することが多いです。PTが作ったベースを元に、腕や手のリハビリを行ったり日常生活(食事、トイレや着替えなど)が順調にいくように関わっていきます。また道具を使った動作を通して治療する専門職といえますね。
言語聴覚士(Speech-Language-Hearing Therapist)
上記の頭文字をとってSTと言われます。麻痺などで食事が食べれなくなった方に、飲み込みや口での物の取り込みなどの訓練を行っていきます。また脳卒中にてしゃべれなくなった方に、声を出すことや、言葉の理解の学習をサポートしていきます。言語、摂食等の専門職と言えます。
社会福祉士(ソーシャルワーカー)
ラミマルは個人的には、社会福祉士さんたちが回復期病院のキーマンだと思っています。まずは急性期病院と回復期病院との橋渡し的な役割を担います。
回復期病院に入院してからは、患者さんや家族の意向を聞いたりし、介護保険の申請を進めたりします。また退院の目途が経つと、次の施設や事業所、ケアマネージャーさんと連携を取り退院に向けての準備を行います。
医者の意向、看護的な視点、リハでの体の状態、患者さん家族の意見、在宅の受け入れ状況など、全ての意見を聞き、皆さんの希望が通るような形を作り上げるのがお仕事だと思います。社会福祉士さんが、お仕事が出来なければ退院支援はグズグズになるといっても過言ではありません(笑)
他にも管理栄養士さん、薬剤師さん、臨床検査技師さんなどスタッフはいますが、他の皆さんはまたの機会で説明したいと思います。
最後に
入院して分からないことばかりで、戸惑うことが大きいと思います。まずは病院のスタッフがどういう役割を担って仕事をしているのかを知れば、少し整理ができると思います。改めて聞かれないと、自分がどういう仕事を行うのか説明することはないですよね。聞かれて怒る人はいませんので、分からないことは積極的に聞いてくださいね。