ケガの予防には股関節周りの柔軟性が大事?
こんにちはラミマルです。
ラミマルは現在、携帯の開脚トレーニングアプリにハマっています。
どうせ携帯のアプリだから大したことないでしょ?と思っているあなた。
携帯のアプリを侮るなかれ。
これ真面目にやると、かなり運動になりますよ。
これが現在ラミマルが行っているアプリです。
スポーツをしていると股関節や腰回りが固いとケガを起こしやすいと小さいときから言われてきました。リハビリをしていても、体が固い人より柔軟性がある人のほうが体を上手に使えますので、体が柔らかいにこしたことはないでしょう。
またふとももの後ろにハムストリングスという筋肉がありますが、この筋を含めた腰回りの筋肉の長さに余裕があるほうが、腰や股関節周囲の負担を減らすことにも繋がります。
このアプリはそれらを改善してくれるたくさんの種類のストレッチが内蔵されいます。1分程度のストレッチが次々と流れてきて、順々に行えるような作りになっています。1日のストレッチ時間は15分~25分程度。
今の時期にすると汗ダラダラです。
そしてなんといっても無料で行えるというのがありがたいですね。コースも初級、中級、上級と選べます。
ラミマルの長座体前屈は指先がやっと足先に届く程度で、すごく体が固いので初級からスタートでした。初級といっても始まりからなかなかハードで、これが初級?と何度も思いながら、ヒィヒィいいながらこなしています。
初めは固くて痛すぎたストレッチも、少しずつ柔らかくなって可動域が広がっている実感があります。継続は力なりで、確実に180度開脚に近づいていますね。(まだまだ遠いですが…)
ちなみに今までで28日経過しており、3879カロリー消費し、7時間11分行っています。こうやって振り返ると、頑張ってる自分を褒めたくなります。
またアプリの中には、生理痛軽減、腰痛軽減、膝の痛み、肩の張り、首と肩のストレッチ、背中のストレッチ、また快眠のストレッチ、ランナー向けのストレッチ、X脚やO脚改善など目的に合わせた、たくさんの内容のストレッチが内蔵されているようです。(まだ利用したことはありませんが…)
なので普段のストレッチでどういう内容をこなしたらいいか分からないという人は、この中のストレッチの中で出来そうなものだけ試してみるというのもありではないでしょうか?
片麻痺の方でも、部分部分でできるものもあるかと思います。飛んだり跳ねたり、四肢で支えたりするものも多いので、全てはこなせないかもしれません。
しかし体を動かしていくことが健康に繋がりますので、安全に行えそうなものをやってみるのもありかもしれません。
その他にもストレッチではなく筋トレや体重軽減を行いたいという方は、同じ製作者が作っている筋トレ編や脂肪燃焼編など多種多様なアプリがありますので、自分が求めている内容を探してみてください。
Google Play での Leap Fitness Group の Android アプリ
初めは満足にできなくても、継続は力なりで少しずつこなせるようになってくるはずです。少しずつでもいいのでがんばっていきましょう。
それでは今日はこの辺で。また開脚が大分開くようになったら報告しますね。
片麻痺での階段昇降 知っておきたいポイント
こんにちは、ラミマルです。
梅雨真っ只中。ジメジメ暑い日が続きますね。島根や鳥取はかなり雨が降っているみたいです。川の氾濫などで避難指示が出ている地域のみなさんは、気をつけてくださいね。
さて、今日は階段昇降についてです。片麻痺になると階段もそうですが、ちょっとした段差昇降も大変になってきます。転倒の危険性があるから、段差昇降を極力行わないという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?ちょっとした段差があるから遠回りをするなんてこともあるかもしれませんね。
今日は片麻痺後の階段昇降や段差昇降に自信がないという方について、片麻痺での昇降方法についてお伝えしていこうと思います。入院中に教えてもらったかもしれませんが、復習の意味も込めて読んでいただけると助かります。
階段昇降は確かに危険ではありますが、安全に行えればいい運動負荷になります。階段昇降も普段のトレーニングに取り入れたい。安全に階段や段差を昇降したいという方には参考になると思いますので、ぜひ読んでみてください。
では、行ってみましょう。
もくじ
階段の登りはどうするの?
段差昇降にはまず上ることが必要になってきますよね。上る際には、元気なときでしたら一足一段で登っていたと思いますが、片麻痺があるとポンポンと上ることは難しくなります。なので足が上がりにくい人は、二足一段で上がることをお勧めします。
この二足一段で注意することは、足を出す順番です。
手すりがある場合などは、まず健側の手すりを持ち健側の足を階段へ出します。そして麻痺側の足と順に挙げていきます。杖がある場面ではまず杖を出します。次に健側の足、最後に麻痺側という順番で二足一段で階段を上がっていきます。
え~足が引っかかって怖いという声が聞こえてきますが・・・
このときにとくに気を付けて欲しいのが、足の引っかかりですよね。自分が思っているところより足が上がっていないとつまずきや転倒の要因になってしまいます。久しぶりに段差昇降を行う方は、引っかからないように意識して足を上げることが大事です。
さて、どうして健側を先に上に挙げる必要があるのでしょうか?
説明していきたいと思います。
階段の上にくる脚は、体を支えて階段の上まで体を引き上げる力が必要になります。そのため麻痺側の足を上に持ってくると、体を上まで持ち上げられません。
なので力がある健側から先に上げる形となります。登りのときに不安定になると転倒の危険性があるので、健側から登ることを覚えておいてください。
階段の下りはどうするの?
上ることも大変ですが、下るほうがレベルが高いです。
みなさんが言われるのが階段昇降をするときには、上るときより下るときのほうが怖いということです。それは前に支えがなく、踏み外したりすると落ちていく感覚があるからでしょうね。不安定な体で降りていくのは、十分体を支え切れないし怖さが大きいものです。
降りるときのポイントとなるのも、二足一段です。
降りる際の足の出し方ですが、始めに麻痺側を降ろし、その後に健側を降ろしていきます。これは登るときと反対の足の順番になりますので注意が必要です。
では降りるときはどうして麻痺側がさきなのでしょうか?
これは降りていく体を健側で支える必要があるので麻痺側が先に降りることになります。健側を先に出してしまうと、勢いのついた前方へのトルクを健側だけで支えられず、前に向いて転倒してしまう可能性があります。なので重心を後方に残す意味でも降りていくときは、麻痺側から降ろします。
覚え方としては、登りも降りも常に健側が上と覚えていきましょう。
介助者の位置取り
初登場のスケルトン君とカイ君です。
え~階段は一人じゃ無理だよって声が聞こえてきますね。
階段昇降を行うに辺り、一人で昇降することに自信がない方ももちろんいらっしゃると思います。安心してしてください。そんなときは軽く支えてもらったりしながら介助を前提に昇降を行ってください。
介助位置のポイントは麻痺側の横に位置取りをしておくことが無難だと思います。膝折れや、引っかかりでバランスを崩してもすぐ支えられる位置にいることで、お互い安心して昇降することが出来ます。
階段は転倒すると、命を落としかねないので介助者は、上られる方から気をそらさないことが大事ですよ。
今日のポイントのおさらい
・上るときは健側の足が先に
・下るときは麻痺測の足が先に
・介助者は麻痺側の横側に
・上るときも下るときも常にいいほうの足が上側で覚えよう
最後に
ひと昔に比べバリアフリーが広がってはいますが、私たちが生活する上でまだまだ段差昇降は必要になってきます。なので少しの段であれば、越えられることに越したことはありません。しかしその方法を間違えてしまうと転倒の危険性に繋がります。今回、今一度段差昇降の方法を確認してもらい、安全に移動を行ってもらえればと思います。
また家で段差昇降の訓練ができるフミッパーを紹介しておきます。
気になった方は、ぜひチェックしてみてください。
病院は規制がいっぱい
こんにちは、ラミマルです。
関東の方では、すごい雨になっているみたいですね。静岡や熱海など被害に逢われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。
少しでも早い復興になるように祈っております。
今日は病院に入院するにあたり、いろいろと自由にならないことが多くあります。
今日は何が不自由の種になり、ストレスが貯まるのかを知り事前に対応できるものがあれば対処してもらえればと思います。
では、はじまり~はじまり~。
もくじ
食事への不満
病院に入院するにあたり、一番多い不満が食事かもしれません。病院によっては2種類のメニューで食事が出てくるとこもあるみたいですが、食事への不満は本当によく聞きますね。第一は、やっぱり美味しくないがダントツですね。その他は好みの味じゃない。(味が薄い、濃い)、量が適量じゃない。(量が多い、少ない)
だいたい食事ではこれらの不満が出てきますね。食事は体を健康にするためには欠かせないものなので、味は美味しいものを食べたいですよね。高血圧などの既往がなければ、ふりかけや調味料で味を調えることは出来るかもしれません。もちろん病院に相談はして利用してくださいね。
睡眠への不満
この不満もよく挙がってきます。病院はお家と同じ環境ではないので、皆さん睡眠には苦労されているようです。大部屋になると他人と同じ部屋で寝ることもあります。いびきや頻回にトイレに行く人など、気になり出したら、目が覚めちゃいますよね。
一日でしたら我慢もできるでしょうが、それが毎日となるとかなりのストレスなると思います。
そういうときは、勇気を出して士長さんなどに声をかけて部屋替えを申し出ることも可能です。悩んでいる方は、せひ職員に相談してみてください。
また眠剤を一時的に飲むことも検討してみてください。
禁煙、断酒
お酒やタバコを楽しみに生きている人は多いでしょう。しかし病院でこれらの物は制限されています。病院によっては喫煙ルームがあるところもあるみたいですが、全館禁煙になっている病院も多いです。喫煙者の皆さんは肩身が狭いですよね。しかし入院がいい機会かもしれませんよ。これを機に止めてみるのもどうでしょうか?
飲酒や喫煙は脳血管疾患のリスクを上げるものになります。決して体にいいものではありません。時間があれば、下の記事も覗いてみてください。飲酒や喫煙のリスクについて書いています。
今後の健康のために、適量の飲酒、喫煙をおすすめします。
間食、お菓子
糖尿病や、高血圧の方などはカロリーや塩分の制限がかかかったりすることがあります。そのため自由に間食やお菓子を食べることも出来ないことが多いです。また最近では栄養管理にも力を入れているので、好きなものを好きなだけ食べるということは出来ません。
暇な時間は口寂しくなるものですが、我慢を強いられる可能性もあります。
面会
一昔前は、制限がかかるなんてことはありませんでした。(インフルエンザの時期以外)しかし、このコロナ禍の中では、自由に面会することは出来なくなっています。ワクチン接種は進んでおりますが、未だ「皆さんに面会を自由にします」という状況ではありません。
ただでさえ病気でつらい時期に家族に全く会えないというのは、かなり精神的にも参ってしまうと思います。現在入院中の方は本当によく頑張られていると思います。
まだ当面解除になる兆しはなさそうなので、入院を予定されている方は、連絡手段をもって入院することをお勧めします。携帯電話など手軽に連絡するものがあれば、病院に隔離されている感覚は和らぐかもしれません。
行動の自由度
病院では転倒しないよう、させないようにいろいろ取り組みを行います。それは介助が必要になったり、見守りが必要になったりすることを指します。
そのため自分がしたいことに対して、自由は少なくなります。安全を取るのであれば仕方がないですが、煩わしいですよね。
安全に動けるようになれば自分で出来ることも増えると思います。その日がくるまでもう少しの辛抱です。さあリハビリを頑張りましょう。
最後に
今日は、病院で規制がかかることなどを挙げてきました。
振り返りますと、食事、睡眠、禁煙、禁酒、間食、面会、行動の自由度などのことが制限されます。
不自由さはありますが、体を健康にするには禁酒や喫煙などは我慢することも必要になってきます。入院生活がずっと続くわけではありませんので、もう少しの辛抱です。頑張って治療やリハビリを行って健康になって退院を目指しましょう。
不眠症にご注意を
こんにちは、ラミマルです。
最近、よく眠れません。
寝つきは悪くないのですが、眠りが浅いせいかちょっとしたことでも目が覚めてしまい、そこから寝れないこともあったりします。
今日は朝の3時半ごろ目が覚めて、そこから現在に至ります。
そのため、ちょっと眠たいので今日は短めのブログです。
交感神経が活発になっているからでしょうかね。
寝る前にパソコンやスマホを止める。
深い深呼吸をしてから寝付く。
アロマをたく。等々。
とにかくリラックスをしながら寝ることですかね。
うちの子供や奥さんはグーグー寝ているのでうらやましいです。
今日は熟睡できるよるに、早く寝たいと思います。
快眠できますように・・・おやすみなさい。
片麻痺後の座位姿勢 その姿勢崩れてないですか?
こんにちは、ラミマルです。
今日は朝から雨が降ったりやんだりでした。ラミマルは休みの日は、だいたい7~8キロランニングを行うのですが、朝からダラダラしていたためタイミングを逃しました。
走りに行こうとしたときに雨が降り、家でやる気なくダラダラ過ごしているときに雨がやんでいるという残念な流れ。
全てが後手後手に回ってしまいました。せっかくの休みなので有意義に過ごさなくてはいけませんね。これもダラダラしてた自分の責任ですね( ;∀;)
さて今日は片麻痺になったときに起こりやすい座位姿勢について書いていきます。
体の半身が麻痺してしまうと、前と同じようには座れませんし、動けません。そんなときに人はどのような姿勢をとってしまうのでしょうか?
今日は片麻痺後の姿勢の取り方についてお話していきます。
もくじ
片麻痺後に陥りやすい座位姿勢
いつもの棒人形のぼーちゃんです。今日パソコンのバッテリーの上に座ってもらっています。まず正面から見た座った姿勢ですね。
さて片麻痺になると半身に力が入らなくなることはお伝えしましたね。この棒ちゃんは右側が麻痺の想定で座ってもらっています。
座っている姿勢で皆さんが、全く同じ姿勢をとるとは言えないのですが、共通する部分もあります。
1、体が麻痺していない側に傾き、手で支える
2、麻痺側の太ももが外側に流れ、右のお尻で体重が支えられない
3.右側の足が外に流れることもあり、右足の足底が地面を踏みしめられていない
次に座っている姿勢を横から見た状態です。
横から見た姿勢では、骨盤が後ろに引かれ、こけないように上半身を屈曲で固めた姿勢を取ります。後ろにこけないようにするには、どこかで重心を前にもってこないと釣り合いがとれませんよね。
このように体としては、右片麻痺の影響により骨盤や右下肢が体を支えきれず右後方に身体が流れる状況となります。そのまま座っているとこけてしまいますので、左半身へ体をよじったりしながら体を固めて、必死に座っています。
体を固めた姿勢では、手を前方に伸ばすことや、立つこともままなりません。
またこのような姿勢を長期間続けると、体の姿勢も歪みが発生してしまいます。
リハビリでの治療のポイント
このような姿勢に出会った際、リハビリではまず外側に流れた太ももを内側に閉めます。そして足底を床面にしっかりつけます。そこから後ろに流れた骨盤を前方へ起こしていき、さらに上半身の釣り合いを取りながら体幹機能を高めていきます。
簡単に言っていますが、これを一人でするとなるとかなり難しいと思います。
普段から崩れた姿勢で座っていると、真っ直ぐに座ることだけでもトレーニングなると思います。真っ直ぐ座る。これが何とも難しい。出来ない場合はご家族と共に行ってみてください。
介助してもらいながらでも真っ直ぐ座ることが出来れば、次は左右の骨盤に体重を乗せて、上半身を反対側に立ち直る練習も効果的です。
リハビリでも片方の骨盤に体重を乗せて、上半身を反対側に立ち直らせる誘導をすることで、体幹機能を高めていきます。一人で行うことが難しい場合は、介助をしてもらう人と一緒に行ってください。麻痺側に体重をかけると転倒の危険性がある方は、決して無理はしないでください。
可能であれば、左右の骨盤への立ち直りを各10回ずつでもいいので行ってみてください。
実はこの運動けっこう難しいんですよね。
次に行うのは、体幹の屈伸運動です。これも体幹のリハビリではよく行いますね。
真っ直ぐ座った位置で、骨盤を後傾させ体を丸めていきます。次に骨盤を前方に起こしていき、胸を張っていくように動かします。この運動も前後傾の運動を各10回ずつでいいので行ってみてください。極力左右の高さが均等になるようにするのがコツです。
一人で難しいようでしたら、介助者に腰辺りに手を置いてもらい、体幹の前後傾の誘導をしてもらいましょう。
これらがきちんと行えれば、十分体幹機能を高めるリハビリになります。
最後に
さて今日は片麻痺になると陥りやすい姿勢について解説してきました。
体を支えるには体幹や骨盤帯は安定していることが必須となります。いきなりは難しいかもしれませんが、少しずつでもトレーニングを行い、安定した座位を目指してください。座る姿勢が安定してくると、そこから手を伸ばすことや、立ち上がりも行い易くなるはずです。頑張りましょう。
ラミマル クワガタを飼う
こんにちは、ラミマルです。
夏の風物詩といえば皆さん何を思い浮かべますか?
すいか、ひまわり、花火、海などいろいろあると思います。
今日はそんな風物詩のひとつ、「クワガタ」について書いていこうと思います。
先日近所の方からクワガタをいただきました。毎年なんらかの形で、かぶとむしやクワガタを飼っています。毎年飼うときに子供たちにこう聞きます。
「ちゃんと面倒見れるの?」
そう聞くと、即答で「うん。」と答えます。
でも、世話をするのは初めの2日ほど。
そこから先はラミマルが地面を湿らせり、昆虫ゼリーをあげたりしています。
もちろん子供たちにクワガタをみるように促しますが、全く見ようとしません。
ラミマルも子供のときは、クワガタを何度か飼いましたが同じようにあまり興味がなかったような気がします。
大人になってから思うことはどんな小さな命でも飼うということは、命を預かることだと思います。ゲージに閉じ込めて、エサや環境も整えないのであればそれは、昆虫にとって地獄でしかないと思います。
逆に自分がその立場であれば、そんな人間には飼われたくないです。でもゲージから逃げることもできない。そんな生活は本当に地獄です。
せめて飼っているクワガタには、そんな思いをしてもらわないように世話をしてあげたいと思います。またクワガタを通じて命の大事さを子供に伝えるのも親の務めだと思いますので頑張ります。
少しでも長生きしてもらえるように、お世話を頑張ります。
では今日はこの辺で~
クワガタを飼うにあたって、準備したものをアップしておきます。
脳卒中後のメンタルケア 日々をどう過ごしていくか?
こんにちは、ラミマルです。
今日は外に出ているとセミが鳴いていました。もうすぐ夏到来の予感です。
暑いのや汗をかくのもそこまで嫌いではありません。でも仕事中や、汗をかいたまま車に乗るとかは嫌ですね。昔より綺麗好きかもしれません(笑)
さて今日は、脳卒中後のメンタルケアをどうするかを話していきます。こればっかりは実際に病気になっているわけではありません。なのではっきり分かるとは自信をもってお伝え出来ませんが、先日数年前に脳卒中になってしまった人と話す機会がありました。
そのときにいい話をたくさん聞けたので、今日はすこしばかりお伝えしたいと思います。
もくじ
病気の前と比べない
その方が一番に言っていたのは、「病気の前と比べない」ということです。
病気になったら生活は一変してしまいます。今まで出来ていたことが、全くできなくなり気持ち的には落ち込むでしょう。
リハビリも頑張りますが、なかなか回復しない。そんな現状に苛立ちもすると思います。でも現代医学では、100%病気の前に戻ることは難しいと思います。
なので、気持ちを切り替えることが必要になります。
簡単に言いますが、そんなに簡単に割り切れないことは分かっています。自分がそうなっても、あがき苦しむと思いますから。
でもいつまでも、元気だったあの頃を追い求めても先には進めません。今ある現状を受け入れることが第一歩になるのかなと感じました。
新しいことをはじめてみる
病気になったらできないことに目がいきがちになります。その多さに落胆してしまうでしょう。でもそこから初めて出来ることもあると思います。
釣りがしたい、ギターを弾きたい、車に乗りたい、手芸がしたい。もちろん前と同じようには難しいでしょう。それでも出来なかったことが、少しずつできるようになり一つの形になる。その過程はきっと無駄にはなりません。
どんな小さなことからでもいいので、始めてみましょう。
同じ仲間をみつける
うちの病院では患者さんは個室でご飯を食べるのではなく、共用の食堂でご飯を食べます。これはもちろん医療的な観点からも、ご飯をつまらせて窒息をさせないだとか、異変があればすぐ気付けるなどの点があると思います。
しかしそれ以上に隣通しでご飯を食べるということはいいことがあります。同じ釜の飯を食うではないですが、自然と会話も弾みますし「自分はこういう症状で、こうなんだ。あんたはどうだい?」といったような仲間の形成にも繋がっています。
自分以外の人も苦しんで頑張っている、自分も負けてられない、また励ましあったりその影響力は同じ境遇にたたされた人しか分からないのかもしれません。我々が気休めの言葉を投げかけるより何倍も効果があります。
その方たちの中には退院後も連絡を取り合ったりして、お互いに集まったりしている人もいました。そういう仲間は病院以外でももちろん作ることは可能です。
デイサービスなどでそういう集まりを募っているところもありますし、障害のある方で作っているスポーツチームなどもあります。
その方たちで集まれば、自分の病気の共有も出来ますし、前向きな考えに触れるきっかけ作りにもなります。
介護を頑張りすぎない
介護はやはり長く続くものです。頑張りすぎると介護する側も負担になってしまうこともあります。頑張り過ぎないためには、できるだけ行政のサービスを利用することが大事です。お金がかかるから、人を家に招くのが嫌。いろいろ理由はあると思いますが、全て自分たちでこなすのは大変です。
ときにはショートステイなどを利用し、介護する側も自分の時間を作ることも大切。長く介護をしていくには、力を抜く方法も知っておいて損はないはずです。
行政のサービスは以前にこのブログでも紹介させてもらいました。あわせて読んでもらうと分かりやすいかと思います。
今日のまとめ
・病前と比べず、現状と向き合う
・できないことばかりにとらわれ過ぎず、今できる新しいことに目をむける
・同じ境遇の仲間を見つける(デイサービスやスポーツのコミュニティなど)
・介護を頑張りすぎない(家族側)
最後に
病気になってないものの立場としては、絶対にこうしてくださいなんてことは言えません。でも長い入院生活の中で、少しずつ自分の病態を理解し、前を向いている方がいい形で退院していくのは見てきました。今回話を聞くことが出来た人もその一人です。これからも、たくさん乗り越こえていく壁があるかもしれません。しかし医療、介護の人間はその壁を越えるお手伝いが出来ればと考えています。